「わたしのSDGs」宣言ポスター掲示【甲子園工場】

甲子園工場で実施している「わたしのSDGs」宣言ポスターの掲示についてご紹介します。

昨年からSDGsの活動をする中で、従業員へ月一回の共育会議（※説明後述）にてSDGsについて説明をしていましたが、事後アンケートの結果、理解はイマイチ。何から工場として取り組みを始めるか行き詰っていたところ、甲子園工場の推進メンバーがテレビで見かけた「わたしのSDGs宣言」の取り組み。「これだ！」と思い、実行することになりました。

※共育会議・・・教育ではなくあえて「共育」
事業所別に従業員全員が集まって参加する勉強会のような、「共進」ならではの会議です
 

節約や健康など、普段から行っている行動がSDGsの達成につながるものがあります。
それらを「宣言」して「実践」し、「共有」するプロセスが大事だという考えです。

どんなものでも否定しない、すでにしている取り組みでも構わないし、これを機に始めるという決意でも構いませんと伝え、みなさんに１か月ほど考えてもらいました。 それぞれに「わたしの」を決めてもらう際には「これはSDGsなの？」という問い合わせもたくさんあったとのことです。
推進メンバーも「これか？　いやこの目標か？」と、17の目標番号を当て込んで(169のターゲットも見て悩みました)、最終的に本人にどれが「わたしの気持ち」として近いかで決めてもらいました。厳密にいえば、国際的な目標であるSDGsとは異なるものもあるかもしれませんが、そこは「わたしの」SDGsなので、皆さんの思いを大切に。 

「宣言って言われても……」と思いながら、しぶしぶ考えて提出してくれた方もいたかもしれません。
それでも、一人ひとりが自分の日常を振り返り、小さなことからコツコツと意識して積み上げていけば、いつか大きな結果になる。一人ひとりが無関心・他人事ではなく、「自分ごと」として考えていくことで大きなな変化に繋がっていくと考えます 。
会社としてだけでなく、世界的な取り組みとしてSDGsの達成を目指している中で「SDGsはこういう感じのものだと、みなさんに体感的に分かってもらえたかな」と甲子園工場の推進メンバーも手応えを感じているようです。

一部の方の宣言内容をご紹介します！

・近くの移動には自転車を使う
・元気で気持ちのいい挨拶を心がける
・地域の活動に積極的に関わる（防災訓練、見回り活動、イベント参加など）
・牛乳パック、トレイ、アルミ缶、卵パックなどをスーパーのリサイクルBOXに持っていく
・フードロスゼロを目指し、食べ残しをしない！
・マイ水筒で資源の節約に協力する
・家事を平等に家族で分担する
・献血をする

「普段からやっていることの継続」「ちょっと意識して取り組む」ということから、達成につながっていくことを「自分ごと」として甲子園工場のメンバーそれぞれが考えてくれました。

どのように目標を決めたのか、おふたりに話を伺えました。

Wさん

目標14「海の豊かさを守ろう」
「レジ袋の有料化に伴って少し前から持ち歩くようになっていましたが、プラごみが海洋汚染の問題に絡んでいるという話もあるので、継続的に行っていくことで少しでも 目標達成につながればと考えました」

Yさん

目標1「貧困をなくそう」
目標2「飢餓をなくそう」
「出かけた先にあった募金所でたまたま案内を受け、自分の飲み代が毛布の１枚やワクチンになるならと加入をしたので、継続的な寄付をしようという決意からです」

「SDGsの実感が薄かった人にも『自分ごと』として取り組んでもらう」という目的でスタートした、甲子園工場の取り組みのご紹介でした。
みなさんもこうした身近なことから、SDGsの達成を意識してみてくださいね！