入社の決め手は
デザイナーで勝負ができるから。

大学でプロダクトデザインを専攻していた私は、造形物の企画・デザインに携われる企業を探していました。10数社受けたのち、内定をいただいたのは当社を含めて2社。1社は興味のあった雑貨メーカーでした。業務としては雑貨のデザインだったので非常に興味はあったのですが、物流や生産管理などデザイン以外の業務も兼任する可能性があることを知り、躊躇してしまいました。私自身、とにかく企画やデザインがしたかったので、そこは譲れなかったんです。一方で当社は面接の段階で「デザイナーとしてキャリアを積んでもらいたい」と言ってくれました。将来に対する不安を払拭してくれたため、当社へ入社することに決めました。実際、入社してから現在までずっと包装企画チームに所属しています。

段ボールを使う人間を
意識した設計が大切。

包装企画チームでは自動車部品をはじめ、電気機器や食料品、青果物など、さまざまな分野のモノを梱包する段ボールを企画・設計しています。その中で私が主に担当しているのは、重量物を梱包する段ボールの設計です。場合によっては営業に同行し、私も打ち合わせに参加してお客様から直接課題や要点をヒアリングすることもあります。設計するうえで心がけているのは、自己満足にならないこと。いくらカッコイイ箱をつくっても、使い勝手が悪かったり、コストが合わなかったりすれば意味がないですからね。こだわりを大切にしつつも、お客様ファースト、そして実際に使用する作業者の方々の目線を意識した箱づくりを心がけています。思い描いた箱がお客様のイメージと合致して、感謝の言葉をいただいた瞬間は何度味わっても嬉しいですね。

若手にも裁量があり、
早いうちから自分のアイデアを反映できる魅力。

当社の魅力は若いうちから仕事を任せてもらえる点です。入社の段階で「どんどん任せるよ」とは言われていましたが、想像以上にいろいろな案件を担当している印象があります。そのため成功体験を味わうことが早く、成長を実感しやすいです。また当社はマニュアルがかっちりと決まっているわけでなく、自分のアイデアを企画やデザインに反映することができます。発想が煮詰まったときは苦労することもありますが、その分得られる経験とやりがいはとても大きいと考えています。今後はお客様が求める箱に対して、どんなに難しくても「No」とは言わず、最善の策を考えてカタチにできる人材になることが目標です。これまでのキャリアで引き出しの数は増えたと自負していますが、これからもっともっとバリエーションを増やしていきたいですね。

段ボール